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夏のおすすめ映画『ゴッホ ~最期の手紙~』(2017)

気がつけばすっかり夏。個人的に苦手な季節が来てしまいました。毎年この時期になると、どうにか楽しむ方法はないものかと、あれこれ試行錯誤しています。今年はより一層インドアな生活になりそうです。

そんなおうち時間のお供といえば映画。
夏になると思い出す映画があるので、今回はそのご紹介です。

『ゴッホ ~最期の手紙~』(2017)

『ひまわり』『夜のカフェテラス』などの代表作から、夏の印象のつよいゴッホ。 ひまわりをみたり、明るい夜なんかに出くわすと、これらの作品を思い出します。

そんなゴッホにまつわる映画はたくさんありますが、中でもこの作品をおすすめする理由は、ゴッホの絵画の魅力が目一杯に表現されているから。
実は、実写映画ではなくアニメーション映画のこの作品。実写で撮った映像を元に、ゴッホの筆致に準えた油絵に起こして作られています。100人以上のプロの画家が描き起こした絵は、合計6万500枚にも及んだそう。ちょっとした狂気です。(日本からは、日本人画家の古賀陽子さんがこの制作に参加されています)

まるでゴッホの絵画が動いているようなアニメーションは、ゴッホの目に映る世界を見せてくれているよう。「ユニークだなあ」ぐらいに思っていたあの粗い筆致も、ゆらゆらと変わりゆくアニメーションで作られた景色を観ている内に納得。ゴッホの絵画が、静止画というよりはバルブ撮影のような、時間が閉じ込められた絵なのかもなんて思うように。(晩年のゴッホの幻覚症状を思えばことさら)

手間暇がすごいな、という理由だけでこの映画を見たのですが、以降、ゴッホの作品を見るのが楽しくなる素敵な作品でした。内容も面白いのですが、ネタバレになるのでここでは割愛。

ビデオマーケットやTSUTAYA TVでレンタルできるようなので、ご興味あればぜひ。
夏の夜がちょっとだけ好きになる、おすすめの映画です。